こんばんは。
今日は20代の時に、これだけは考えておいた方が良いことをお話しますね。
「何をして生きていきたいか?」
「どういう人生だったら自分は幸せか?」
結論から言うと人生の”スタート地点”になります。
スタート地点が決まっていればその後の人生で迷っても
もう一度スタートから道を考えなおすことできるので
迷った時の拠り所になると思うのです。
僕が”スタート地点”について考えてみたきっかけ
僕は大学四年生のとき、就職活動している時に自分の人生について考えました。
「自分の人生を考えること」
を噛み砕くと、
- 「何をして生きていきたいか?」
- 「どういう人生だったら自分は幸せか?」
をとことん追求することだと思います。
改めて考えてみないと先に進めないような気がしたのです。
あとは就職活動がしんどくて現実逃避したかったのもあります。笑
そもそも、「自分はなんで生きるのか?」から考えてみる
哲学的な問いですが、20代なら考えて損はないです。
ここで一つ質問ですが何も苦痛が無い状態で、アナタは幸せになれそうですか?
たとえばこんな状態はいかがでしょう。
植物状態だけど栄養は十分提供され、
好きな夢を見続けられる。
- 何もしなくて良い。
- 苦痛もない。
- 気持ちの良いものを眺めてるだけ。
仮にアナタにこの権利が与えられたとして幸せになれるでしょうか?
僕は大学4年制の時にこの問を自分に問いかけてみたのです。
きっかけになったのは当時大流行したSFアクション映画、「マトリックス」を見たから。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、何もかもが誰かから提供されている状態が幸せかどうか、
考えさせられるシーンがあるのです。
↓映画はコチラ。実はアマゾンプライムでこの間見つけてつい見てしまった。今見ても超面白い
マトリックスが公開された当時、西暦2000年前後のころはまさに就職氷河期。
学生の就職は厳しく、
「学生時代からスキルを磨け!」
「これからは成果主義。新人でも関係ない。早く結果を出せ!」
など、新卒の学生といえど即戦力が求められ、普通の特徴のない学生は企業から内定が取れない。
そんな時期でした。
(今もそうかもしれませんが…)
僕は性格的にのんびりしていて、
「競争や衝突は苦手、上昇志向も強くない。
出世や年収より平穏に暮らしたい」
というビジネスパーソンにかなり不向きな性格をしています。笑
そんな中で
世の中の企業から求められる新社会人像の厳しさにとてもヘキエキしていました。
「そんなこと言われても、ゆっくりのんびり生きていきたいだけどなあ…」
そんな感じにかなり暗い気持ちになっていたのです。
ただ何らかの仕事には就きたいと思っていたので
どうしようかな、と困り果て、
- 「自分はどうしたいんだ?何がやりたいんだ?」
- 「というより、そもそも、なんで生きるんだ?」
というところまで立ち返って考えて見たわけです。
立ち返り過ぎかもしれませんが、1どころか0から考えなおしてクリアにしないといけなかった。
それがはっきりしないと前に進めない。と。
そこで先ほどの問を自分にしてみたのです。
マトリックスの世界のように半植物状態みたいに生きていくのがOK。
家族も全員OKと言ってくれたら
僕は幸せになれるか?
と、考えてみた結果。
それはイヤだ。
世の中に何か貢献したい。
何か価値を残したい。
が勝ったのです。
10:0ではないです。
8:2くらいですかね。笑
そりゃあ、苦痛のまったくない人生も、もしかしたら悪くないかもしれない。
したくないことはせず、見たくもないモノ、知りたくもないコトを知らずに生きる。
死ぬまで都合の良い夢の中で生きていくのはそれはそれでアリなのかもしれない。
僕とは違って世の中にはそれを迷わず選択する人が居てもおかしくないと思う。
僕はそれを否定しない。
ただ、「”僕は”何かの苦難を受けつつも、生きる方を選んだ」
ということです。
20代になるまで、僕も理不尽な目に合うことがあり、世の中や、周りの人の悪い面ばかりに目を向けて、イライラした時期もありました。
https://www.suan-mosaku.net/profile/苦痛や困難もいらない、そんなものいらないから幸せになれるものだけを見たい、と思っていた時期もあります。
でも、反面、何かの努力が小さな実を結んだことや、周りの人の心遣いに感謝できたり、逆に周りの人に何か貢献ができた時ってやはり嬉しかった。
これを得るには人の世の中で傷を負いながらも生きていくしかない、と思ったのです。
改めて、アナタが何のために生きるのか?を考えよう。
じゃあ次は、世の中で生きていく上で
- 何のために生きるのか?
- 何をすることなら自分は幸せか?
- 何をすれば自分は生きてる価値を感じられるか?
コレを考えてみました。
この問に対する僕の答えは
「世の中を良くすること」
に落ち着きました。
なんだか小学生が考えたみたいに幼稚な言葉に感じられるかもしれませんね。
でも何度考えても
僕はこの言葉が一番しっくり来たのです。
もう一段、掘り下げてみて、
「世の中を良くするってどういうこと?」
それも考えてみて、
「わからないことが分かるようになる」
「できないことができるようになる」
「無かったものを作り出す」
「悪いものを良くする」
「良いものはもっと良くする」
ということ。
…やっぱり小学生みたいですね。笑
でも、いちばんしっくり来るのですよ。
たぶん頭の中が中学生で止まっているからかもしれませんが、まあ、シンプルで良いかなと。笑
変にカタカナやアルファベットで言うよりも、わかりやすい。
少なくとも僕はわかりやすい。
僕のための言葉だから、僕がしっくり来ればよいか、と思っています。
ちなみにこの
- 「世の中を良くすること」
- 「わからないことがわかるようになる」
- 「できないことができるようになること」
は僕は30代の転職活動の時、とある企業の面接でも面接官に言いました。
幼稚かもしれないけど、自分の心からの言葉だったから。
結果は採用でした。
きっと内容そのものよりも
僕の心の底からの
本心の言葉だったことが伝わったのでしょうね。
まとめ:未来のために20代に考えておくべきこと。
で、最初の問に改めて。
今日は20代の時に、これだけは考えておいた方が良いこと。
「何をして生きていくか?」
「何だったら自分は幸せになれるか?」
僕の答えは
「世の中を良くするために僕は生きる」
これが僕の“ゴール地点”。
迷ったら一度ここまで戻ってもう一度。
僕はもうすぐ40歳ですが、20代にこれを一生懸命考えておいて良かったと思っています。
あれから20年ほど経ちましたが、何度も人生に嫌気がさすことがありました。笑
社会に出たら学生の頃よりも
「これはどっちにしたら良いのか?」
というとき、誰も答えは教えてくれません。
この時にゴール地点が決まっていればそれを基準をもとに考えてみれば良い。
僕は決めたゴール地点に何度か助けられました。
もし今、20代で改めて考えてる人。
いっぱい考えてみましょう。
紙に書いたりしても良いと思います。
個人的にはブログやSNSよりは紙のノートの方がおすすめです。
自分自身との深い対話になると思うので。
というわけで、20代に考えておいたほうが良い
“ゴール地点”のお話でした。
少しでも参考になれば幸いです🙂
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