こんばんは!
すあんです。
今日も模索していきましょう😀
今日はメモの魔力(著・前田裕二)の書評です。
読んでみたのですが、これはメモに新しい力を吹き込む、メモ2.0、とでも言えるような内容でした。
ビジネスパーソンでも、学生さんでも主婦の方でも、役に立つヒントになれば幸いです。
■メモ、上手く活用できていますか?
アナタは普段、メモって取っていますか?
そして、取っている人、どんな風にメモを取っていますか?
メモってあとで見返したりしてますか?
・チラシの裏にメモして用事が終わったら捨ててしまう。
・手帳に用事や気がついたことをとメモしておく。
そんな風にその時だけの
「使い捨ての記録」
にしてる人も多いのではないでしょうか。
「それでは、もったいないよ!」
「アナタのメモにはもっと可能性があるよ!」
ということを教えてくれるのがこの本です。
まさにメモには”魔力”がある。
では、どんな風に使うと魔力を持つのか?
この記事ではポイントをかいつまんで紹介しますね。
■”メモの魔力式” メモのとり方
メモを取る前に用意するもの。
まずメモのとり方ですが、「メモの魔力」で
オススメされているメモのとり方はあとで見返す前提です。
小さいものでも良いので
ノートとペンを用意しましょう。
個人的にはB6くらいのサイズのノートがオススメかなと。
大きすぎるとかさばる。
でも小さいと書きづらい…。
ちょうどよい大きさがB6ではないかと。
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一時期、B6より一回り小さいA6のノートを使っていましたが、僕の感覚だとちょっと小さくて書きづらかったのです…。
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で、B6に落ち着いた、というわけです。
こういうのも
お気に入りのアイテムを見つけると継続しやすいかもしれませんね🙂
手持ちの手帳で代用しようと思っている方も
いるかも知れませんが、個人的には別でノートを用意した方が良いと思います。
理由は後述しますが、"メモの魔力式メモの取り方”は、後で見返すことも想定されています。
見やすく、わかりやすい状態にしておくためにも
ある程度スペースがあったほうが良いかなと。
ついでにこれ↓もご紹介😀
4+1のJet Streamペンの交換用アルミグリップです。
個人的にグリップ部分がラバーなのはあんまり好きじゃないんですよね…😅
これはサラッとした手触りでオススメ👍
メモのとり方
この本のキモ、とも言えるメモの取り方のポイントです。
メモノートは見開きで使います。
- 左ページに日付と事実(ファクト)を書きます。
- 右ページは中央でさらに縦半分で区切る。
- 右ページ左側には理由や仕組み(抽象化)を書く。
- 右ページ右側にはその仕組みが活用できる場面(転用)を書く。
普段メモを取るのが習慣になっている方ならば、ここだけ読んでも、「なるほど!メモにそんな活用の仕方があったか!」
と思えませんか?
僕は読んでて、思いました。
思っただけでなく、一人で口に出してました。笑
抽象化するときの3類型
更にこの中でも最重要項目の「抽象化」をもう少し詳しく紹介します。
抽象化はつまり、事実(ファクト)の理由や、仕組みについてを考えること。
抽象化はWhat型 How型、Why型がある。
- What型…事象に別の名前を付ける。
例:トヨタ社のカンバン方式
- How型…事象の仕組み。どうやってそうなってるか?そうやるか?
例:物流管理を「板」、カンバンを使用して行う。
- Why型…事象の理由。なぜそうなったのか?
例:人頼みでなく、配送の間違い防止、状態が瞬時にわかる”仕組み”。
しっかり抽象化ができれば転用もすぐできるはず。
上記で言えば、物流だけでなく、事務や営業のタスクの管理にも
転用できそうですね。
その他メモの装飾など
さらに◎や■、▲を先頭につけることで
分類をわかりやすくする。
多色ボールペンで色分けするなど、
記号の例:
◎…仕事関連
■…プライベート
▲…気づいたことなど
[jin-yohaku10]
色分けの例:
黒…ファクト
赤…重要な情報
青…ちょっと重要な情報
[jin-yohaku10]
筆者の前田さんは黒、赤、青、緑の4色ボールペンを使用して、さらに細かく分類しているとのことです。
色分けしている理由も
しっかり目的と理由があり、なるほど、と唸ってしまいました。
まとめ:”メモの魔力式メモ”でアナタのメモに新しい力を与えよう。
僕の記事だけでは、「ふーん、こんなので変わるものかな?」
と思われるかもしれませんね。
ひとつやふたつ、メモを取ってみても、多分ピンと来ないと思います。
でも、やり続けているとわかってきますが、頭の中が変わってきます。
騙されたと思ってノート1冊分。
いや半分でも良いので続けてみてください。
「この○○って理由は■■だよな。ということは応用するなら▲▲かな?」
みたいに思考回路が変わってくる
というような。
あと、たまに取ったメモを読み返してみたりすると、また新しい気付きがあったり。
メモを取った時は気が付かなかった
たまたま見返したら転用を閃いたり。
または何気ない日常生活で、ふと目にしたものを「あ、あれってこの前メモしたはず!」
みたいな。
まさにメモの”魔力”。
僕もメモは取っていましたが、なんとなく頭の整理に良いなーという感じで
取っていただけなので、この本のメモのとり方はとても参考になりました。
本書の中では具体的な
やり方や掘り下げ方について筆者の前田さんの
実体験、ビジネスでの実績を交えて紹介されていますので
興味を持たれた方はぜひご購入してみてください。
以前にミニノートにメモをとることをオススメした記事を書きましたが、メモの魔力はその内容の遥か先を見せてくれる、とても有効なメモの取り方についてを教えてくれました。
https://www.suan-mosaku.net/2018/10/07/lets-mini-note-output/あと、追加でこちらのツイートも紹介しますね
自己分析するとき、一人でやっていると上手く掘り下げができないこともあると思います。
これらを参考にしてみると良いかもしれませんね。
補足:巻末の練習問題もやってみよう。
この本の巻末にメモを取る練習課題、自己分析メモの練習:1000問(!)があります。
僕も毎日少しずつ進めてますが、まだ100問にも届いていません。笑
1年くらいかかりそうですが、地道にやっていきます。
継続が大事ですね。
ちなみにこの
「自己分析メモの練習:1000問」ですが、編集を担当された幻冬舎の箕輪厚介さんがPDFで公開してくれています。
やってみよう!と思った方、印刷して使ってみるのはいかがでしょうか。
というわけで
メモの魔力の書評でした。
メモの取り方が変われば、気がつくことが増えたり、考えることのヒントも増えるはず。
メモ取ってるけど、活用できてないなーとか、メモを取ってても続かないなーとか、そんなアナタにオススメ。
興味を持たれた方、メモの魔力。
ぜひご一読くださいね🙂