売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください!著・川上徹也

書評:売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください!著・川上徹也
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こんばんは。
すあんです。
今日も模索中です🙂

今日のお題は書評です
売れないものを売る方法?
そんなものがほんとにあるなら教えてください!
著・川上徹也
(…タイトル長いですね😅)

どんな内容かはタイトルを読んでの通りですね。
わかりやすいです。
わかりやすいものは、僕は好きです。笑

  • 「良い商品を作れば売れる時代ではない」
  • 「そもそもモノが売れない時代」
  • 「モノ消費よりもコト消費」

などなど、この時代、「売り方」をしっかり考えないと商品は売れない時代です。

モノは溢れかえってますからね。
僕の部屋の中もそうですが…😅

本書では、そんなモノが売れない時代に、「どうやったら売れるか?」
のヒントをくれる、そんな本なのではないでしょうか。

ではでは、内容に触れていきましょう~。

もくじはこちら!

「良い商品」なのは当たり前。「どう売るか」がポイントの時代。

「良い商品」は当たり前に。「どう売るか」がポイントの時代。
「良い商品」は当たり前に。「どう売るか」がポイントの時代。

全体200ページくらいの比較的さくっと読めるボリュームです。
全部で7章。

第1章:ダムでカレーが、水族館でパンが飛ぶように売れる理由
第2章:なぜタクシーはのろのろ走り、たたみ屋は24時間営業を選んだのか?
第3章:漁港でケーキがを、地球の裏側で「雨どい」を売る
第4章:おじさんがダメなら女子高生、女子高生がダメならおじさんに売れ
第5章:2割引と2割キャッシュバックどちらが売れるのか?
第6章:売れないならお客さんに売らせるワザもある!?
第7章:”もったいない” や “社会貢献”でもっと売れ

…各章のタイトルだけでも
気になってきますね。

タイトルだけではピンと来ないかもしれませんが、各章で伝えたいポイントはつまりこういうことです。

第1章:「ウリ」を変える
第2章:「売る時間」を変える
第3章:「売る場所」を変える
第4章:「売る人」を変える
第5章:「売る値段」を変える
第6章:「売る方法」を変える
第7章:「売る目的」を変える

ということですね。

詳細な内容はもちろん本書に譲るとして、僕が面白いなーと気になったところで言えば例えば第一章のダムでカレーを売る、というのは何をしたか?

これは「カレーのご飯をダムに、
カレーソースを水に見立て、ダムをモチーフに盛り付けた」
というものです。
こういうの、特に子どもたちは好きそうですよね。

とあるダムで始まったものが全国各地のダムに広まり、それぞれのダムの形にそった盛り付けになっているところもあるとか。

それだけといえばそれだけですが、これが例えば「現地の特産品を使っている」というだけだったら、こうはなっていないのでは無いでしょうか。

「その場所だけの価値」
という希少性と、「ダムをモチーフにしたカレー」
というエンターテイメント性が組み合わさって受けたのではないかなと。

面白いですよね。

もう一つ、ジャパネットたかたさんのビデオカメラの売り方です。

ジャパネットたかたさんはビデオカメラをどう売ったか?
性能か?
子供さんをきれいに撮影しましょう?

ビデオカメラをどう売ったか?
ビデオカメラをどう売ったか?

いずれでもありません。
答えは「購入する親のためのウリを伝えた」のです。

撮影するときはご両親もカメラに入りましょう。
子供が大きくなったときに、親の若い姿を見る方がみんなもうれしいですよ」(要約)

なるほどー。

僕もそれなりな年齢なのでわかる気がします。
親の若い姿を動画で残せるというのは確かに良いですよね。

この他、各章立ての通り、売れなくなっているものをいかに売るか?
その手法を7つの視点からそれぞれ、実例を用いて紹介されています。

紹介されている事例は一つだけではありません。
各章、3つか4つくらいのボリュームで
問題とその打ち手が紹介されています。

今読めば、それぞれ、「なるほどね。面白いね」
という話なわけですが。

どうやって売るか?が自分の肩に乗ってるとしたら…

これ、例えば自分がその商品の担当者で
「売れないと事業部がなくなるかもしれない…」
みたいなときに「こんなアイデアが思いつくかな…?」
と想像してみると、一歩踏み出した当事者の方々には頭が下がります。
アッパレ見事なり、です。笑

人、時間、場所、値段、目的…
それを変えるだけで
売れなかったものが売れることがある。

ビジネスが面白いのはこういうところなのでしょうね。

「どう売るか?」それを自分の身に置き換えてみる

売る、わけではないけれど。応用。
売る、わけではないけれど。応用。

僕自身は特に何かを販売している仕事をしているわけではないので
なかなか応用が難しいところですが、

たとえばお客様に連絡するときに、「連絡がなかなかつかなくて困る!」
というときに、例えば

  • 連絡する時間を変えてみる。
  • 連絡する相手を変えてみる。
  • 連絡する内容を変えてみる。
  • 連絡者側を変えてみる。

など、自分なりに応用できるところもあるかな、と思いました。

書いてある内容とはちょっとズレるかもしれませんけども。

書籍って、書いてある内容そのものだけでなく、それ以外のところに転用、応用が利く場合があるのが良いですよね。

まとめ:メリットを伝えるだけでは売れません。どう売るかのヒントはここに。

テンポよく面白く読めました!
テンポよく面白く読めました!

全体的に面白く読めました。
あと、各章、各段落で
文章が簡潔明瞭で、テンポよく読めたのも良かったです。

ただ、ひとつだけ、個人的に「あともうひと押しあれば!」
という点をあげると、

全体的に簡潔でテンポ良かったのですが、

「では、なぜそれが売れたのか?」
「どういう心理がそうさせるのか?」

という人々の購買行動の
分析や考察がもう一段掘り下げられてるともっと良かったかな、と。

ただ、その辺を入れるとテンポが悪くなったり、内容が冗長になったりするかもしれないので
難しいところかもしれませんね…。

もし本書内にしっかり触れてあって、僕の理解力が不足しているようでしたら、大変申し訳ありません…。

ともあれ、会社やお店で、

品物の売り方に困っている方
マーケティング担当している方
営業や企画に携わる方

一度読んで見るといろいろヒントになることがあるかもしれません。
ぜひご一読してみてくださいね😄

書評:売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください!著・川上徹也

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この記事を書いた人

愛知県在住のアラフォー男。独身。
30代後半で仕事にも人生にも行き詰まり、何かできることはないかと思ってブログを始める。

3年でやっと100記事達成の超マイペース。

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