こんばんは。
すあんです。
今日も模索しましょう🙂
今日のお題はセミナー”自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術”の
受講レビューです。
先日、セミナーを受けてきましたので、そのレビューを掲載しますね。
この記事が参考になる人はこんな人です
会社で「要領が悪い」という評価を受けている人
自分自身で「要領が悪い」と日常的に感じている人
「遅い」「忘れる」「ヌケモレがある」などのミスがある人
さらにその失敗を気にしすぎて余計に失敗してしまう人
同じようなことで悩んでいる方がいれば少しでもヒントになれば幸いです🙂
■自分は要領が良くないと思っているアナタへ。
打ち手をひとつご提案。
アナタは自分のことを「要領が良く仕事を進められる」
と思いますか?
それとも
「何事も要領が悪いな…」
と思いますか?
僕はもちろん後者です。😅
だから今回のセミナーを受けてきたわけですね。
今回受講したセミナーは主催者の方の考え方や、経験談を話して「参考にしてね」で終わらず、参加者の皆さんが実生活でも
活用できる配慮もされておりました。
セミナー内でちょっとしたワークもあり、さらに主催者の方が使用している
ツール(あるフォーマットベースのExcel)の共有も頂けました。
セミナーや書籍などのインプット行動は実際に自分で活用できてこそ。
受講生が自分でもできるようになることが想定されていた今回のセミナーは参加してよかったです。
要領が悪い人はなぜ要領が悪いのか?
では要領が悪い人はどうすれば良いのか?
セミナーの大まかな内容をご紹介していきますね。
■セミナーの大まかな内容。
このセミナーの主催はこのお二方でした。
小鳥遊さん
https://twitter.com/nasiken
まず前置きとして最初にF太さんより、カンタンな適正診断的なアンケートのご紹介がありました。
これ↓やってみると良いと思います。面白いです。
ウェルスダイナミクスプロファイルテスト|協会公式サイト https://www.profiletest.net/easy_profilings/user
ちなみに僕はテンポ型でした🙂
人間は仕事をする上で大まかに4タイプでグループわけできるとか。
持っている資質や能力で向き不向き、好きキライがあり、合わないとストレスを感じる、または相手に知らずにストレスを感じさせることがある。
セミナーの内容と直接は関係ないかもしれませんが、自分のタイプを再認識しておくのは前提条件として知っておいたほうが良いですね。
要領の良い悪いの前に環境が悪かったら
仮に要領が良くなったとしても
ストレスは変わらないでしょうし。
で、本題のセミナーの内容です。
お二人の過去の経験談を交えて、「では、その上でどうするか?どうしてきたか?」
という流れで話が進み、実体験のお話なので共感できます。
そして肝心なのは「どうする」の部分ですよね。
これはお二人が発明した
まったく画期的なタスク管理術…ではありません。笑
すでに世に出ているものです。
それは“GTD”といわれる手法です。
“要領が悪い人のための” GTD
結論:GTD(getting things done)で仕事を管理する。
あなたはGTD(getting things done)を聞いたことがありますか?
誤解を恐れず
意訳してカンタンに言ってしまえば「片っ端からやることをすべて書き出しして、それを一つずつ終わらせていく手法」
です。
「…なんだ、じゃあアマゾンで本探して読めば良いじゃん」
と思われた方。
それでできるなら、それで良いのです。
忘れていけないのは、今回のセミナーの主題はこれ。
「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」。
つまり、要領が良くない人のために最適化したGTD
というわけですね。
本読んで自力でさくっとできるような人はこのセミナーに参加する必要は無いのです。
本読んだり、人に相談したり、自分で試したり、それでも解決策が出せないから、「じゃあ、セミナー受けてみよう!」
…で参加してみたのが、僕でございます。笑
小鳥遊さんの資料にこんなページがあります。
要領が悪い人の特徴 | ||
仕事が遅い | 先送りしてしまう | 忘れる |
自分のせいにする | 詰めが甘い | 集中しすぎる |
どうでしょう。
思い当たる箇所はありますでしょうか。
僕は全部当てはまります。笑
要領が悪い人というのはこんなことが頭の中で
ぐるぐるして更に要領悪くなっていくのかもしれませんね。
セミナーでは、このような人たちの
仕事に向き合う上での
メンタル面も加味して、GTDをいかに活用していくか、という流れで話が進みましたので、内容がハラオチしやすいのではないでしょうか。
僕はこのような
「どういう気構え、心づもりで道具を使うのか」は非常に重要だと思っていますので、わかりやすく感じました。
意志力(メンタルパワー)を消耗せず、タスクを消化するには?
一日の意志力は有限。無駄なことに意志力を使わない
特に「なるほど!」と思ったのは意志力、MP(メンタルパワー)の概念ですね。
どういうことかというと、これはF太さんのTweetを引用させていただきます。
これは意志力(=意思決定する力、精神力)
は有限で、一日に使える量は限られるということ。
だから判断や思考する回数や時間が多ければ多いほど消耗して、細かいことを忘れたり、失敗したりする。
これを「要領が悪い人用GTD(仮称)」を使用することで、どうなるか。
・判断、思考を自分の頭から追い出してできるだけツールに落とす。
↓
・進捗状態を自分の頭の中で考えない。ツールで管理する。
↓
・頭を無駄なことに使わない。MPを使わずに済む。
↓
・仕事に集中して当たれる。
という流れができて、その結果、スムーズに進捗できる(=要領が良く仕事できる)のです。
GTDのポイントはこの5つ。
GTDのポイント:
・把握…頭の中の気になることをすべて一箇所に集めて把握。
・見極め…それぞれの意味と何をすべきかを明らかにし、次に取るべき具体的な行動を決定する。
・整理…処理したものが適切なツールや場所に管理された状態にする。
・更新…処理したものを定期的に見直すことで次に取るべき具体的な行動を決定する
・選択…実行する行動を選ぶ。
で、これをツールに落とし込むとどうなるか?
ここで小鳥遊さんがExcelでお作りになられたGTDのシートの紹介と具体的な運用方法の紹介がありました。
ツールとして、超複雑なものではありません。
構成はいたってシンプルです。
大分類のタスク
それに紐づく中・小分類のタスク、の2段構え。
これでそれぞれのタスクの進捗を管理する、と。
ツールはシンプルでしたが、項目やステータスの変更の仕方など、非常によく考えられていて、わかりやすく、きっと長い時間の試行錯誤を経てこのカタチに落ち着いたんだろうな、という蓄積を感じました。
詳細は実際にセミナー参加していただいて聞いてもらったほうが良いでしょう。
僕が面白いと思ったポイントは3つ。
- ステータスの切り方:当方/先方/いつか/
- 締切を調整前提で複数回用意する
- 日ごとに集計できるようにして全体俯瞰できる
[jin-iconbox02]
<ステータスについて>
「今どっちがボールを持っているか?」の状態がわかれば良い。
このツールでは進捗は全体で見られるようになっているのです。
進捗状態は全体で見る。
各タスクの進捗は見なくて良い。
なぜなら個別のタスクは「自分待ちか/相手待ちか」だけわかれば実は十分。
[/jin-iconbox02]
[jin-iconbox02]
<締切を調整前提で複数回用意する>
締切は途中の状況でズレたりすることがあるので、最終的なデッドラインは抑えつつ、修正される前提で締切を考えておく。
というもの。
この多段階締切にすることで、ギリギリまで未着手とか、ズレたときに余裕が無くなる、などの致命的なミスを防止できそうです。
[/jin-iconbox02]
[jin-iconbox02]
<日ごとに集計できるようにして全体俯瞰できる>
最後にこれ。
できた、できなかったを振り返られるのです。
タスク処理がゲームの周回クエストみたいな感じ。
「タスクをゲーム化する」というわけですね。
[/jin-iconbox02]
小鳥遊さんはこれで、「仕事をしに行くんじゃない。タスク管理表を更新しに行くんだ」
と意識の逆転現象が起きたとか。笑
これはある意味で理想形かと思います。
■要領が悪い人のためのGTDの注意点
ツールを使うことでタスク処理を効率的に、要領よく進められるのではないかと思います。
でも欠点というか、注意点もあります。
これは会場での質問にもありましたが、
「タスク管理シートの管理をしないといけないが、その管理する時間や手間暇をどうするか」
ということです。
これについては小鳥遊さんは[jin-iconbox06]
「申し訳ないが特効薬らしい特効薬は無いが、私の場合はこれができないと後がない!という背水の陣で取り組みました。慣れない最初の頃などはやはり負担はあると思う。」
[/jin-iconbox06]
とのこと。
小鳥遊さんは過去、発達障害でお仕事に支障が出てしまったことがあり、それ故の強い意志で乗り切ったようです。
F太さんは[jin-iconbox06]
「PC側の環境でできる限り手間をカットして対処した。デュアルモニターにして片方に常に管理表を表示させる、ショートカットキー、辞書登録、ホットキーなどで入力作業をできる限り省略した」
[/jin-iconbox06]
など、道具側からのアプローチを試されたようです。
こればかりはやはり難しいところですね。
■「管理が面倒…」「先に使ってるツールあるし…」という方へ
[jin-iconbox12]
「いやーでもめんどうだな…。仕事上、時間もなかなか取れないし…」
「新しいこと始めるのはちょっと…。今も一応使ってるツールもあるし…」
[/jin-iconbox12]
などなど。
思うところがある方もいらっしゃるかもしれませんが、
もし、少しでも
「なんとかしたい!」
「このままではイヤだ!」
と思うところがあればぜひ参考にしてみて欲しいと思います。
踏ん切りがつかない時はしばらくお二人をフォローして追っかけてみてはいかがでしょう。
F太さん https://twitter.com/fta7
小鳥遊さん https://twitter.com/nasiken
多分ですが、この記事を読まれているということは、少なからず、自分の今の状況に疑問を感じていて、「なんとかしたい!」
という気持ちがあると思うので、そういう人にはお二人のツイートって結構参考になるのではないかと🙂
小さな、ほんとにちょっとしたところからで良いと思うので
何かやってみると良いと思うのです。
まとめ:セミナー参加してよかったです
僕も常々、自分自身を「要領が悪いなあ…」
と思うことがよくあり、今回のセミナー参加してよかったと思っています。
「要領が悪いと思っている人たち」
にとって、どんな仕事術があれば解消されるかの一つの回答だったのではないかと。
あと、全体的に要領が悪い人、仕事が遅かったり、忘れたり、詰めが甘かったりする人を無理矢理に良くしようとするのではなく、
「僕たちは要領悪い人。その前提でこれで対処する」
というスタンスなのが良いですね。
要領が悪い人の特徴 (※コレ自体が悪いわけではない) | ||
仕事が遅い | 先送りしてしまう | 忘れる |
自分のせいにする | 詰めが甘い | 集中しすぎる |
失礼かもしれませんが、F太さんのお話も、小鳥遊さんのお話も、聞いていて、「なんだかまるで自分のことのようだ…」と思えて、途中でちょっと笑えてきました。笑
でも同じように苦しんだことがある人にとっては、よく分かる話なのだろうな、と思いますし、また、同じようなことで苦しんだり、悩んだりしている人は他にも結構いるのだな、と改めて思いました。
ひとつ注意。
このツールも結局、使って自分で運用していかないと、たぶん宝の持ち腐れになってしまう。
自分で使う、使い続けて身体の一部みたいに身につけるのはどんなノウハウでも大事なことですね。
というわけで、「自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術」の
セミナーレビューでした。
会社で「要領が悪い」という評価を受けている人
自分自身で「要領が悪い」と日常的に感じている人
「遅い」「忘れる」「ヌケモレがある」などのミスがある人
さらにその失敗を気にしすぎて余計に失敗してしまう人
上記のような方で、興味がある方は参加してみるのはいかがでしょう。
書籍や動画配信などの一方通行の情報収集とはまた違うヒントが得られるかもしれませんよ🙂
(2019年5月23日:追記)
次回の開催日程が決まったようです。
随時更新されているようですので、ご興味ある方は下記ページをぜひ一度御覧ください☀
【次回は2019年7月20日(土)開催予定】自分は要領が良くない、と思い込んでいる人のための仕事術まとめ | ひらめき箱