アナタは
- 就職活動で「自己分析が大事」と言われた。でもやり方がわからない!
- 転職活動で自己分析しようと思ったけど何から手を付ければ良い?
- Youtubeとかもたくさん見たけど、自己分析って結局どうやるの?
という感じで困っていたりしませんか?
今日の記事は「自己分析」をやろうとしてるけどやり方が今ひとつわからない!」
というアナタへ
「こうやってやるといいよ!」をお話する記事です
・自己分析を行うときにまず着手すること・自己分析を行うための手法
・自己分析にオススメできる本
自己分析のやり方がわからなくて困っているアナタが最初のやるべき一手
はい、まずは自己分析のやり方がわからなくて困っているアナタがやるべき最初の一手
ですが
ペンとノートを用意して思いつく限り自分のことを書く
これです。まずこれから始めて下さい。
最初の最初はアナタが好きなもの。
- ゲームをするのが好き
- アニメを見るのが好き
- スポーツ観戦が好き
- ドラマを見るのが好き
- 食べるのが好き
- 寝るのが好き
最初は3行でも良いです。
とにかくなんか書く。
そしてその右に、「なんで好き?」をまた箇条書きで書く
例: 「ゲームをするのが好き」→「小さな目標をクリアするのが楽しいから」
人は千差万別。
答えに至る道筋も千差万別。
そんな中で唯一、これはおそらく
99%の人がやってハズれなしだろうというやり方は、
ペンとノートを用意して3行で良いから自分のことを書く こと。
YouTubeで自己分析のやり方を100チャンネル見ても、200時間動画を見ても、自己分析は進まない。
手を動かしてください。
今アナタに必要なことは自己分析のやり方を学ぶ「インプット」ではなく、目をつぶっても良いから、最初の一筆を入れる「アウトプット」です。
自己分析の第2段階。マインドマップ形式で作成する
紙とペンで自己分析を行ったアナタ。
アナタは偉い!👍
まとまってるか、まとまってないかより。
手を動かせたのは素晴らしいです。
それくらい、自己分析で手を動かすのってしんどい。
集中力もいるし、時間も取られますからね。
でもまずは第1段階クリア、おめでとうございます。
ではその次。
もうちょっとまとめたいですよね。
そこで使うのがマインドマップです。
マインドマップとはなにか整理したいことがあったらそれを、地図のように図にして整理することです。
マインドマップについて詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね
マインドマップ型にすることで
共通項や、正反対のもの、カテゴリ分けすることで
全体像が整理されます。
- 自分とは何か。
- 好きなものは。何がいくつあるか。
- 似たようなものはあるか。
- なぜ好きか。
など。
マインドマップの書き方や作法など細かいことはおいておいて、ざっくりこんな感じ、でOKです。
ここまででも、かなり掘り下げができると思います。
ちなみにですが、自己分析と同じようなものに価値観マップというものがあります。
価値観マップを作ってそこから就職や転職用の自己分析マインドマップに転用しても良いですね。
自己分析の第3段階。「ワーク付きの本」を買ってさらに掘り下げ
第二段階のマインドマップ型にしてだいぶ整理されたはず。
しかしそれでも、「まだ物足りない、就職や転職の面接対策には使いにくい…」
と思ったそこのアナタ。
わかりました。
では僕が買ったオススメの自己分析本を4つ、ご紹介しましょう!
どの本もワーク付き、つまり本の内容に記入できるシートや、診断用のWebサイトの紹介がある本です。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
この本は有名ですね。いろんなYoutubeチャンネルで取り上げられているので
どこかで目にした人も多いはず。
総合的に多角的に分析する本でした。最初の一冊にするならこれかも。
ストレングス・ファインダー
書籍付属のアクセスコードを使って自己分析用の診断Webサイトで診断ができます。
分類のカテゴリはなんと34種。
強みや特性を分類して自分がどんなことが向いてるかを調べてみましょう。
最強の自己分析
この本もワークありです。
個人的に面白かったのは、有りたい姿がわかったら、それを満たす「生活費は最低いくら?」という経済的視点から自己分析を行う章が面白かったポイントでした。
原体験ドリブン
この本は特に「自分の過去を徹底的に掘り下げてそこから未来を見る」
という視点の自己分析本でした。
子供の頃、何が好きだったか?何を自然とする子供だったか?
と「過去の自分の原体験」に焦点を当て、自分の本質に迫るアプローチです。
自己分析に4冊も買ってしまったのですが、全部の本を読みつつ、ワークもやってみて、ようやく自分の特性みたいなものが見えてきた、という感じです。
僕にとってそれくらい、自分のことって見えづらかった。
でも手間暇かけたおかげで
だいぶスッキリしました。
4冊全部買う必要は無いので
自分に合いそうな本を選んでみて下さい。
もし、この4冊から一冊だけ選ぶとしたら、世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
がオススメかなと。
偏りなく総合的に自己分析を行えますし、また多くの人が取り組みやすい汎用性の高さ。
もちろん読むだけじゃなくてワークもしっかりやりました。
手を動かさないとダメですね。
ここまで読んでわかったと思いますが、最初から本に頼らないということ。
いきなり本を買う前に、まずは最初の一手である
自分の好きなこと3行メモから始めましょう!
自己分析をやる上でよくある間違い
自己分析をやる上でよくある間違いと勘違いがあって、それは4つ。
- 自己分析は自分のことだから、カンタンですぐできる
- 100%完璧な自己分析ができる
- 自己分析は頭の中で考え続ければある日、パッと閃く
- 自己分析は面接対策用に適当にすませば良い
この3つは全部間違いです。
それでは一つずつ見ていきましょう。
間違いその1: 自己分析は自分のことだから、カンタンですぐできる
自己分析は手間と時間がかかるものです。
カンタン、サクサクとすぐにはできません。
「自分のことを一言でいうと?」という問いをかけられたとき、すぐにパッと適切に答えられる人がどれくらいいるでしょうか。
もし「すぐに答えられる」という人はこの記事を読む必要はないでしょうし、そもそもこの記事を探し当てたりしてないと思います。
自分のことって意外とわからないもの。
何が好きで、何が嫌いか。
何に幸せを感じて、何が嫌な気分になるか。
これまでどんな人生で、どんな人になりたいか、なりたくないか。
あれこれ考えると、とてもカンタンには言えない。
でも、だからこそ。
しっかり手間と時間をかけて自己分析を行う必要があるわけです。
間違いその2:100%完璧な自己分析ができる
「100%完璧な自己分析ができる」
これも間違いです。
僕も自己分析をやってみてわかりました。
休日の夜に時間を取って自己分析に取り組んでみて、とりあえずその日でやれる限りでやってみたのですが終わった後思ったのは
「これで本当に全部だろうか…?」
というなんとも中途半端な感じ。
でもそれは当たり前。
20年、30年という人生を生きてきて、その人生が2時間、3時間でいきなりまとまるわけがない。
アナタも、これまでの人生を振り返れば、楽しかったこと、幸せだったこともあれば、苦しいこと、辛かったこともあるはず。
それこそ一言では言い表せないような体験だってあったのではないでしょうか。
自己を分析するのはカンタンでは有りません。
一つ掘り下げれば、さらにその下の地層が見えてくる。
一つ階段を上がれば、さらにその上の景色が見えてくる。
そんなふうにやってもやっても
100%にはならないのです。
間違いその3:自己分析は頭の中で考え続ければある日、パッと閃く
自己分析は、閃きではありません。
頭の中でぐるぐると考え続けて、ある日突然、雷が落ちたみたいに「これだ!これが自分だ!」
みたいにはならないです。笑
頭の中だけで考えると、同じことをぐるぐると考えてしまうため、自己についての理解が進まないのです。
例えば先週の日曜日、アナタは何を考えていたか覚えていますか?
一昨日の夜は?
覚えている人は良いですが、ほとんどの人は忘れてしまっているはず。
自己分析も同じです。
なんとなく適当に考えているだけではまとまらないし、忘れていきます。
で、結局また同じことを考えたり。
だからこそ、ペンとノートが必要なんです。
紙に書いて残しておけば、次回は「続き」から始められる。
過去についてなら過去の続き、未来についてなら未来の続き。
例えば、「子供の頃、積み木やレゴブロックでものを作るのが好きだった」
「何かを作ることが好きなので将来はプログラマーになりたい」
という書き残しがあったら、その続きは
「なぜものづくりが好きだと思うのか?」
「どういうところが好きなのか?」
という掘り下げや展開ができる。
何も書き残してなかったら、モヤモヤと頭の中だけで
何となく考えるだけになってしまう。
そんなあやふやな状態で
閃いたところで、閃いたものもあやふや。
自己分析は、言語化、文章化できてこそ、生きてくるものです。
間違いその4:自己分析は面接対策用に適当にすませば良い
「自己分析は面接対策用に適当にすませば良い」
と思っていませんか?
それも間違いです。
適当に行った自己分析は、いざ面接の場でツッコミを受けたとき、ほぼ間違いなく撃沈されます。
面接官側も真剣です。
入社するか、させないかで
会社にとって年間数百万円のコストがかかる。
応募者がそのコストに見合うかどうか真剣に考えてます。
当然、質問も鋭いものになる。
そこで分析が甘いと支離滅裂な回答を言ってしまったり、言い淀んでしまう。
で、結果、お祈りメールが届く…。となる。
しかし自己分析がしっかりできていると、どんな質問でもうまく切り抜けられる受け答えができるはず。
仮に想定していなかった質問でも即興で答えられたり。
なぜなら
それくらい
深堀りして自分について理解できているから。
自己分析がしっかりできていれば、少なくとも自分のことに対する質問で
緊張することは減ると思います。
そもそも
自己分析ができていれば、応募する時点で、応募先の企業もかなりアナタと近い、親和性の高い企業に絞られているはずなので、面接が進めやすくなること間違いなし、です。
僕が実際に自己分析をやってみて思ったこと
僕の場合で言えば、自己分析をすることで
まさに転職活動の面接の場で以前より
緊張しなくなりました。
少なくとも自分のことについてはしっかり掘り下げを行ったので、「どうしよう、なんて答えよう…」みたいな
受け答えに関する緊張や不安はほとんどなくなりました。
「初対面の人に合う」という緊張はありましたが…。
何より応募する企業を選ぶときに迷いが減りました。
面接はほんと精神的に負担が大きいので、僕個人としては
「とりあえず片っ端から受ければ良い」
というとりあえず応募には賛成できないです。
しんどいので。
となると、絞り込むための基準が必要となる。
じゃあ、その絞り込みの基準てどうやって決めるか、と言ったらやはり
自己分析から導き出されるというわけです。
他にも
「仕事の内容は良いけど、働き方や環境が合わない」とか、そういう条件も合わせて見れるようになります。
「働き方」も重要です。
仕事内容も給料も悪くないけど、この時代に出社する必要のない仕事なのにリモートワーク不可、とか、有給消化率が少ない、残業が不自然に多いとか、入ったはいいけど働き続けるのが辛すぎる、という状況だと何のために就職や転職したのか、わからなくなりますからね。
自分が働きやすい働き方についても
自己分析をすれば見えてくる、というか言語化できると思います。
自己分析するときに気をつけること
なるほど、自己分析大事だね、よし自己分析やってみよう!
と思った人。
その前にちょっと注意点があります。
アプリで始めるのはダメ。紙とペンを使おう。
さて、「やるならアプリでも良いよね。自己分析のアプリを検索っと」
と思った人、アプリはダメです。
紙とペンでやりましょう。
アプリ、つまりツール(道具)を使うのは紙とペンのあと。
道具を使うと、道具の枠内の分析になるからです。
そして道具の使い方を学ぶところからスタートになる。
手間が一つ増えます。
手間が一つ増えれば、やらなくなる。
その点、紙とペンは手間が少ない。
さあ、書こう!と思ったら始められる。
アプリの場合は
- スマホを起動して顔認証or指紋認証
- アプリを探して起動
- タップしてアプリのルールに沿って入力
と、実はハードルが3つある。
一番問題なのは、スマホ起動してすぐに
「あ!通知が来てる。どれどれ?」
て、なるやつ。
とにかく気が散りやすいのがスマートフォンの最大の欠点。
自己分析は集中力が必要です。
LINEやTwitter、Youtubeの通知で
プチプチ中断していたら、進むものも進みません。
とりあえず自己分析やってみたけど、なんかしっくりこない…
「紙とペンでやってみたけど、本当に自己分析が進んでいるかどうかわからない」
「自己分析書いてみたけど、なんかまとまってない」
そんな不安やモヤモヤを感じることもあるでしょう。
でも、それで良いんです。
一回で完璧な自己分析ができると思わない。
一回目を元に、2回、3回と繰り返すうちに、共通点や、「逆に書かれていないこと」
に気づくようになる。
僕の場合は、
- バリバリ稼いでリッチに暮らす
- タワーマンションの上層に住む
- 高級車を乗り回す
- 大勢の部下を管理するイケてるビジネスパーソンになる
- 数千万円とかの仕事に携わる
みたいなことは何回掘り下げても、
一度も出てきませんでした。
つまりそれは望んでいないことなので、そういう
「稼ぎまくりましょう」
「出世して超一流のビジネスパーソンになろう」
みたいなことを掲げる企業には自分には合わない、と明確にわかる。
なんとなくではなく、「明確にわかる」のです。
だって一度も出てこなかったんだからね。
自己分析?めんどくさい…。やりたくない…という思うそこのアナタ!
「大事なことはわかるけど、自己分析なんて面倒なこと、やりたくないなぁ…」
お気持ちよーくわかります。
僕もそうでしたから。笑
ぶっちゃけ、僕も転職活動で
面接を何社か受けてからようやくやりました。
しんどいですからね。自己分析。
じゃあ、それでもなんで始めたのかというと、転職活動の時、いざ面接を受けたら
自分のことを聞かれてるのに
しどろもどろの答えしかできなかったから。
この事実を突きつけられて、ようやく自己分析してみようと思ったのです。
そして、就職や転職活動で自己分析をするのは、少数派では有りません。
そういうデータがあります。
先輩たちは就活中に自己分析をやった?
引用元:自己分析の目的は?先輩たちに聞いたオススメの方法を詳しく紹介! – リクナビ就活準備ガイド
はい63% / いいえ37%
https://job.rikunabi.com/contents/howto/9800/
これは就職活動のデータで転職活動のデータでは有りませんが、きっと似たようなものでしょう。
というわけで、自己分析をする人が半数を超えていますね。
さらに「自己分析で役に立った機会は?」と言いますと
就活中、自己分析が役に立ったのはどんな機会ですか?
引用元:自己分析の目的は?先輩たちに聞いたオススメの方法を詳しく紹介! – リクナビ就活準備ガイド
採用選考に応募する企業を選ぶ時 44.1%
選考の時 40.3%
https://job.rikunabi.com/contents/howto/9800/
「採用選考に応募する企業を選ぶ時」
「選考のとき」が多いですね。
どう思うかは自由ですが、自己分析をやったほうが良いか?
やらないほうが良いか?
という問に答えるとしたら、
「やった方が良い」
となります。
就職や転職は必ず他の応募者と比較されます。
ライバルに負けないためにもやっておいて損はないです。
まとめ:自己分析をやる真の目的は自己理解ではなく、自己言語化!
ここまで読んで分かると思いますが、
自己分析を行う真の目的は自分を理解する自己理解ではなく、自分について自分の言葉で説明できる「自己言語化」
なのだということ。
言語化できれば自分自身にもわかりやすいし、他者に説明できるようになる。
アナタの自己分析はノートと本のワークにしっかり書いてあるわけですから。
余裕があれば他の人に説明する場合のための文章を新しくノートに書いてみても良い。
第2段階くらいまでやっておけば、ある程度は書けるようになっているはずです。
私は何が好きで何をやってきて、これからどうなっていきたいか?
自分の過去、今、未来について。
他者への説明用の文章が書ければもうアナタの自己分析はOK!
少なくとも、「その時点でのアナタの自己分析」は完璧ではないでしょうか。
もちろん、時間が経てば書いてある内容に疑問が浮かぶこともある。
そうなったら、その時書き換えればよい。
人間は移ろいゆくもの。
明日の自分が今日と同じとは限らない。
明日は流石に変わらないとしても、半年後、来年の自分がどうなってるかなんて結構わからない。
たとえば、半年前、1年前のアナタ自身と比較してみて下さい。
結構変わってませんか?
半年や1年経って心境や環境に全く何も変化なし、という人はいない。
わずかでも違いはあるはず。
そんな自分でも気づかないような
小さな積み重ねがアナタの長い人生を作り上げてきた。
だから、自己分析は大変。
長い時間をかけてちょっとずつ変わってきた自分を改めて掘り起こして、言語化しないといけない作業だから。
でも、やりがいはある。
自己分析は一度やれば足場が固まります。
別に自己分析をやったところで
お金がもらえるわけでもない。
やらなかったところで
誰かに怒られるわけでもない。
でも。
これからアナタが人生を生きていく上で、少しでも迷いをなくしたい、ムダな遠回りをしたくない、と思うなら。
やっておいて損はありません。
この記事を読んで
アナタが「よし、じゃあ自己分析やってみるか!」
と思ってくれたら嬉しいです😊
さあ、まずはノートとペンのご用意を!
自己分析について悩んでるアナタへ。こんな記事もいかがでしょう?
頭で考えるだけでなく
とにかく手を動かすのが大事ですね。