- 新卒の就職活動で内定が取れないときに考えるべき働き口
- 新卒で会社に就職するだけが正解じゃない理由
- 新卒で非正規雇用になったときの大切な注意点
新卒で就職活動をしているアナタ。
もしかして
何社か受けているけど内定がなかなか取れない…
筆記試験、SPI、面接とかいろいろ対策してるけど内定が出ない…
友達は何人か内定もらっている。やばい。焦る…
そんな風に悩んでいませんか?
アナタの気持ちわかりますよ。
なぜなら僕も同じ状況だったので。
周りは順調に就職活動を進めているのに、
自分だけ出遅れてしまってる…。
焦りますよね…。
でも待って下さい。
会社の内定が取れないからって別に
命が奪われたり、
財産をすべて没収されるわけじゃない。
今日はなかなか内定が取れなくて悩んでいるアナタのために、ちょっと視点を変えて、気がラクになれるような助言ができればと思います😊
新卒で会社へ入るばかりが正解じゃない。こんなルートもあり。
結論から言うと新卒で会社へ入るばかりが正解じゃない。
じゃあどうすんの?と言うと。
アルバイトから始まるキャリアもアリ!ということ。
ちなみに僕がまさにそうでした。
そして、意外に思われるかもしれませんが、僕だけではなく、実はそういうアルバイトからキャリアを始めて、出世していく人、ちょこちょこいます。
20年前の2000年代はじめの頃なんて、超就職氷河期世代だったんですがそれでも多くの人が内定を取っていた。
新卒でアルバイトなんて僕くらいだろうと思っていましたが、実際に社会に出てみるとそういう人意外といました。
過去の職場でも
アルバイトから出世して取締役になった人や、最終的に社長を任された人がいます。
新卒ではないですが、有名な人で言えばブックオフの
橋本真由美さんはアルバイトで入社して社長まで上り詰めた。
他にはダスキンの滝石洋子さんは配送のパートから常務取締役まで上り詰めた、なんて方もいます。
パートから大出世をした女性たちを紹介! | しゅふJOBナビ
https://part.shufu-job.jp/news/knowledge/6250/
ちなみに僕が過去勤めた会社にも
アルバイトから執行役員になった人がいました。
だから決して
「内定が取れないなら、終わりだ…」
なんて絶望することはない。
20歳そこそこなら
その後でいくらでも挽回できます。
アルバイトから始まった僕のこれまでのキャリア
新卒~25歳くらいまで
僕は大学4年のころ、漠然と「働くならWebに関する仕事が良いなぁ」と思っていたので
あまり真面目に就職活動をしていませんでした。
身が入っていないので当然内定どころか
面接もなかなか進めない。
ウダウダとやっているうちに4年生が終わってしまった。
幸いなことに両親には何も言われませんでしたが、内心、穏やかじゃなかったでしょう。
要するに就職浪人です😓
もちろん僕も危機感は感じていて、どうしようかな、と思っていたところにたまたま当時通っていたWebのスクールで、
「いま人手が足りてないから、すあん君、アルバイトで手伝ってくれない?」
と声を掛けてもらいました。
Web関連といえばWeb関連の仕事だったし、何より働き口をどうしようかと思っていたところだったので、受けることにしました。
あと、時給が1,400円で結構良かった。笑
こうして僕のキャリアはアルバイトから始まったのです。
25歳~30歳くらいまで
3年ほどアルバイトで働いていましたが、20代なかばに差し掛かり、さすがにそろそろ
どこかの会社に入ろうかと思っていたところ、同じWebのスクールで知り合った人から
「今、Webの仕事新しくやろうとしてるんだけど、一緒にやる?」
これまたタイミングよくお声がけ頂き、とある制作会社に入ることになりました。
小規模な会社でしたが、Web制作からプログラミング、サーバー構築などのバックエンドもやりましたし、お客さんの前に立ってディレクションも担当しました。
その会社では色々勉強させてもらいましたが諸事情により退職。
なんと30過ぎて初めてまともに面接対策することに。
あのときはホント毎日泣きそうでした。
30過ぎて就職活動のやり直しですからね😓
転職エージェントの担当者には
「すあんさん、そのアピールの仕方では、企業さんに伝わらないですよ」
などと、面接の練習や、職務経歴書についてあれこれ指摘を受けたりとかなり苦労しました。
それでも
3ヶ月ほどで無事就職先が見つかり、再び会社勤めが始まりました。
キャリアのスタートがアルバイトでも働く姿勢やスキルで挽回はできる
という感じで、
少々駆け足でしたがこんなキャリアもあるのです。
なので、もし仮に新卒で内定が取れなかったとしても
いくらでも希望はある。
アルバイトや紹介などの
「入るときに低めのハードル」という選択を取り、入ってから仕事を頑張ったり、スキルを身に付けたりしてあとでいくらでも挽回はできます。
ただ、気をつけてほしいのは
- アルバイトだとしても仕事に前向きであること
- 謙虚で素直であること
- スキルアップは意識すること
- 「いつまでもこのままではダメだ」という危機感はもつこと
- 30代以降でどういうポジションを取るかは仮でも良いから紙に書く
ということ。
もう少し詳しく見ていきましょう。
ただし、アルバイトのまま何もしなくて良いとは思っていてはダメ!
注意してほしいのは多少時給が良かったり、環境が良いからと言って、
「まあ、20代はこのままでいいか」
と思ってはダメです。
必ず何かスキルアップか、キャリアについてのアクションをしましょう。
- 平日夜や、休みの日は習い事に行く
- セミナーに顔を出して人に会う
- 転職サイトに登録して履歴書、職務経歴書を常にアップデートしておく
必ず「次のキャリア」を頭の片隅において下さい。
実際、環境に甘える事ができる状況だと人間はどこまでも怠けます。
20代を何も試行錯誤や努力をしないまま
30代に入るとかなり厳しい現実にさらされることになります。
「人生、年齢なんて関係ない!」
それ自体は否定しませんが、じゃあ実際に仕事を選ぶときに選択肢が変わらないか、と言ったら、選択肢は確実に変わります。
ハッキリ言えば、選択肢は減ります。
だからこそ、常日頃から準備が必要。
たとえ結果や成果が残せなくても良いのです。
自分自身の中で、
- ツラかったけど、これは頑張った!
- これは好きで好きで仕方ないくらい打ち込んだ!
と思えるような何かがあればその後の人生でもきっと支えになるはず。
「この仕事をやってみたい!」
そう思える仕事に出会うとき、準備をしてないとチャンスを逃す。
そうならないために次のキャリアを見据えて、工夫や努力することが大事です。
僕が20代で実際に工夫したこと、努力したこと
参考までにアルバイトから始まった僕が20代で努力や工夫した経験をお話します。
- スキルの合せ技を意識した
- 人が嫌がる仕事をなるべく率先してやった
ということ。
スキルの合せ技を意識する
ただでさえ業界の動きが速いWebの業界。
僕にはとんがった才能がないのは自分自身でよく分かっていた。
そこで僕なりに考えた生存戦略は「合わせ技」でした。
流行り廃りがある中で、Flashコンテンツ、Webプログラミング、Linuxサーバー構築など、いろんな技術に手を出して生き延びられるように複数のスキルの掛け算を意識した。
「少しでも選択肢を残せるようにアンテナを張る」
あちこちやって全体的に中途半端、器用貧乏みたいになっていますが突き抜けた特別な才能のない僕にとって、なるべくあちこちに根を張り、どこかで芽吹くようにしておくことが必要だったのです。
人が嫌がる仕事を引き受ける
上で「色んな仕事に手を出した」とお話しましたが、これは自分の意志でもありましたが
「他にやれそうな人が社内にいなかったので止む無く引き受けた」
という事情も半分あります。
制作側の仕事を全体的にいろいろやっていましたが、最終的には打ち合わせの場にも
出るようになりました。
正直、制作側の仕事をしていたかったので
人前に出るのはイヤだったのです。
でも
制作サイドの人が誰か出ていかないと仕事が前に進まない状況になっていたので
止む無く出ていくことにしました。
しかしそのおかげで30代以降での
転職活動にその経験を活かせることができたので
辛かったけど頑張って良かったと今なら思えます。
注意!
人の嫌がる仕事をやるのは良いですが、
「ただの言いなりになってはいけない」
「結果が出たらきちんと対価や報酬を求める」
ということに気をつけましょう。
そうじゃないと「タダでいろんなことやってくれる便利な人」
で良いように使われてしまいます。
で、さらにこれは真似してほしくないですが
徹夜、休日出勤も自主的に行った
ということもありました。
もう一度言いますがこれは真似してはダメですよ。
しないと思いますが。笑
当時の僕はなんだかんだで仕事が楽しかったので、夢中でやっていた、ということもありますが。
当時の僕がなぜ仕事を楽しめたかはこちらの記事で。
アルバイトが良いなら、派遣社員はどうなの?
派遣社員もアリですが派遣社員の場合、注意してほしいのは
- 時給が高めな事が多いが、それに甘んじてしまうかも
- あくまで派遣社員。非正規雇用には変わりないのでキャリアの積み上げになりにくい
- 下手するとアルバイトより不安定
ということ。
仕事にもよりますが、特に目立ったスキルが無くても
比較的時給が高めの仕事が多いです。
新卒で派遣社員になるってどうなの?メリットとデメリットを解説! 派遣・求人・転職なら
【マンパワーグループ】https://www.manpowerjobnet.com/haken_guide/basic/freshman-haken/
そのため、働いているうちに「まあ、当分このままでも良いか・・」
みたいに環境に流されてしまうリスクがあるのではと。
それからある程度身分が保証されているとはいえ、あくまで非正規雇用。
不安定さはアルバイトと変わらないと思います。
むしろ、「期限が決まっている」ので
アルバイトより不安定かもしれない。
「ジョブ型雇用」なんて言葉もありますが、日本の社会にそれが定着するのはまだ先でしょう。
少なくとも2022年の今は、20代のうちに正社員で雇用され、会社組織の中で揉まれながら
成長する経験を積んでおいたほうが良いと僕は思います。
こういう書き方をすると「派遣社員はダメ!良くない!」
みたいなニュアンスに感じる人もいるかもしれませんが、あくまで僕の感覚の話。
身近に派遣社員で働いている人はいますが、その人は別に特に不満はなさそうでした。
人それぞれです。
派遣だって常駐先の会社が良い環境なら、下手すればブラック企業の正社員より
よっぽどイキイキと働けますし。
新卒で派遣やアルバイトになる割合はどれくらい?
新卒で派遣やアルバイトなどになる人ってどれくらいいるのか、ちょっと気になったので
調べてみました。
正社員以外の労働者として勤務した若年層が24.0%を占めていることが分かるでしょう。つまり、およそ4人に1人が正社員以外の雇用形態で働いていることになります。
ハタラクティブ|フリーター・既卒・第二新卒など若年層向け就職支援サイト https://hataractive.jp/useful/2869/
4人に一人が正社員以外の雇用形態。
これを多いと見るか少ないと見るか。
僕個人としては思ったより多い印象です。
新卒でアルバイトなどの非正規雇用で
働く人は別に珍しいわけじゃない。
とはいえ、ずっと非正規雇用で良いわけでも無いです。
アルバイトや派遣で働きつつも
常に次のキャリアを意識した方が良いですね。
キャリアに正解はない。でも「次のキャリア」は常に意識しよう
というわけで、新卒でどうしても内定が取れない場合はアルバイトから始まるキャリアもアリだよ!というお話でした。
今日の記事は
「仮に今、内定が取れないとしても大丈夫、いくらでも挽回できる」
「すあんて人みたいにヘンテコなキャリアな人もいる」
「自分はまだ大丈夫!」
ということを知ってもらって、就職活動の不安や焦りを解消してもらうのが目的でした。
そうして、落ち着いた心持ちで
就職活動に取り組んでほしい。
焦ってやってたらできることも
できなくなりますからね。
アナタの持ち味も活かせない。
今の時代、就職にしても転職にしても
「なかなか難しい時代になってきてるなぁ…」
とあらためて思います。
正社員で雇用されても将来が明るいわけでもないですし、大企業に勤めることになったからって全然安心できない。
10年先どころか5年先すら怪しい。
でも企業からは
「即戦力の人材を期待します!」
と言われてしまう。
歴史のある業界でも
突然何か大きな技術的な革新が登場して業界の地図が一気に塗り替わる。
スマートフォン、ドローン、自動運転、AI。
そんな時代に生まれた僕らの
就職はなかなか大変です。
僕も新卒当時は大変でしたが、若い人たちは若い人たちで、長い社会人生活をどう生きていくかでまた
頭を悩ませているでしょう。
取り立ててやりたいことや
スキルもなく、どうしたものか、と思い悩む。
新卒で内定がもらえれば良いですが、なかなか、もらえない人だってきっといるはず。
そんな不安や焦りを感じているアナタのためにわずかでも心が軽くなってくれればと思って今日の記事を書いてみました。
- 何社か受けているけど内定がなかなか取れない…
- 筆記試験、SPI、面接とかいろいろ対策してるけど内定が出ない…
- 友達は何人か内定もらっている。焦る…
ということに悩んでいるアナタの心がちょっとでも軽くなって、「また明日、求人票探してみるか!」と前向きになってもらえれば僕はとても嬉しいです😊
内定出たけど、この先が不安…転職考えるのはあり?
ここまでは「内定が取れない人」の内容でしたが、逆に、
内定出たけど、この先が不安…
という人もいるでしょう。
いわゆる内定ブルーというやつです。
まずは一度じっさいの職場で働いてみて、それで判断するのも遅くないです。
学生時代とはルールや、雰囲気が全然ちがうので最初は不安や心配事がつきないかもしれない。
でも1ヶ月か、2ヶ月もすれば意外と慣れたりします。
それでもどうしても不安なんだ!
という人は、ゴールデンウィークとか夏季休業期間あたりで、転職エージェントに登録するのもあり。
というか、僕個人としては新卒でも早々に転職を意識するのは今の時代、むしろやらないとダメなレベルです。
早い段階で転職エージェントに登録して、先々のキャリアを考える機会を得るのは良い経験になるはず。
転職エージェントに登録したからって、絶対に転職しないといけないわけじゃないですし。
そのあたりはこちらの記事に書きましたので
参考までに読んでみてくださいね。
どうしても不安が消えない、というアナタは、早々に転職エージェントに登録しましょう。
不安は行動で消せますから。
そもそも自分のやりたいことがよくわからない!というアナタへオススメの記事はこちら!
内定が取れない、とか、就職活動をどうしよう、とか
その前に
自分のやりたいことがわからない!
と悩んでいるアナタ。
そんなアナタは多分自己分析が足りてない。
自己分析は疲れるけど、アナタが20代以降なら絶対やっておくべきです。
「仮」でも良い。
何でも良いからカタチにしておくことが重要。
アナタが生きるコンパス、指針になってくれます。
ちなみにですが「価値観マップ」というものを聞いたことはありますか?
価値観マップを作る作業は以下の4つの質問を自分に問いかけ、
掘り下げることで
「自分の有りたい姿」
「自分が幸福だと思う未来」
をあぶり出す作業。
時間もかかるし、頭も使うし、疲れるけど、やっておく価値はあります😊