仕事の量と質、結局どっちが大事なの?という問題に答えてみます。

仕事の量と質、結局どっちが大事なの?という問題に答えてみます。
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アナタはお仕事してるときに同僚や上司から

稼働量が足りない。もっと数を回せ。
仕事の質が低い。もっと考えろ。

と指摘やお叱りを受けたことはありませんか?
僕はもちろんあります。笑

今日はそんな仕事の量と質、結局どっちが大事なの?
というお話です。

[box02 title=”この記事が参考になる人”]
・仕事の量と質、どっちを重視すればよいかわからない…
・というか、仕事って量も質もどっちも大事なんじゃないの?
・上司と同僚と、量と質の助言が正反対で困惑…
[/box02]

もくじはこちら!

結論:仕事の量と質、どっちが大事かといえば。

仕事の量と質、どっちが大事かといえば。

結論から言います。
仕事の量と質、どっちが大事?
という問にあえて答えるとすれば

「その人の仕事のステージによる」

です。
「そりゃ、そうだろ!」と怒られるかもしれませんが、では、今のアナタがどっちのステージなのか、理解できてるでしょうか?

この記事にたどり着いてしまった人は、つまるところ、アナタ自身が今、「量と質のどちらを大事にすれば良いかを見失っている」
または「自分で判断できない状態」
なのではないかと思います。

この記事ではそんな自分の状態を見失っている人に、一つの判断基準を伝えられれば、と思っています。

量と質、それぞれ大事になるステージを紹介していきますね。

色んな仕事があって、一概に数と質で図るのは難しいですが、これでも社会に出て20年ほどお仕事してきたので
多少でも参考になれば嬉しいです。

仕事の量が大事な場合はこういう時

仕事の量が大事な場合はこういう時

新卒の人や転職してすぐのときなど、仕事のやり始めのタイミング。

そういうとき、まず重視するのは「量」です。

個人的にはやりはじめの1年か、長くて2年くらいまでは、同期や同僚の稼働量を参考に、彼らの担当する数の
+10%、+20%くらいをやるつもりで考えると良いでしょう。

同僚が10件対応するなら自分は11件、12件やる、という感じですね。

…え?少ない?
そう思える人は+200%くらい見てもOKです。
2倍。
これなら半端な覚悟ではできないでしょう!笑

ただ、実際、量を増やせば質も上がる
「量質転化」が起こりやすくなるので
もっと上を目指せる人は圧倒的な量をこなしちゃってください。

もっともそれが実行できる人はこの記事を読む必要は多分無いです。。

まずは量をこなしてみる。

で、話を戻して、注意したいのは成果の+10%ではなく、数の+10%です。
同僚の営業成績が売上300万円だから、330万円、ではないです。
見るのは「数」です。

なぜかというと、そういうとき、中途半端に序盤で成果で結果を出してしまうと、仕事の基礎体力がつく前に「手っ取り早くやる方法は無いかな」
「適当にやってやり過ごしたほうがラクだな」
という「ラクな方に逃げる」考え方がクセづくからです。

スポーツ選手でもビジネスパーソンでも、重要なのは、「調子が悪いときでも一定の成果を継続して出す」
ことが求められます。

時期によって成果が不安定な人と、安定した結果を出し続ける人。

上司や会社からみて、「安心して仕事を任せられる人」
はどちらか、すぐわかると思います。

仕事の覚え始めは、仕事の基礎力をつける時期だと僕は思います。

このときは変に遠いところをみないで、まずは日々の業務をしっかりこなし、同僚や先輩の仕事の量を見て「+10%の量をやるにはどうすればよいか?」
という視点で見ると良いでしょう。

質より先に量を優先するメリット

「でも量だけ増やしたって、仕事は結果でなければ意味ないでしょ」

と思うかもしれませんが、ゲームでも最初はまず、経験値をためてレベルを上げますよね。

レベルが上がればスキルやステータスが向上してできることが増える。

できることが増えるから強力なボスキャラを倒せたり、難しいクエストを攻略できる。
つまり
「難しい仕事を担当できる」わけです。

ここで重要なのは「上げたレベルは下がらない」ということ。

自転車や水泳のように、最初大変でも、過去に一度できるようになったことは、ずっとできる。

未知の敵やクエストにでくわしたときでも、レベルが上がっていれば、対応できるはず。

逆に経験値が無いまま、たまたま偶然、ボスを倒せてしまった場合。
レベルも上がってないし、スキルも増えてない。

同程度のボスキャラ(=難しい仕事)が現れたとき
対応できない。

だから最初は経験値を増やすことが重要なのです。
そのための量、ということ。

まずは最低限、戦えるレベルになるまで
経験値を増やしましょう。

仕事がデキる人は調子が悪いときでも
一定の成果を上げます。
それは偶然ではなく、日頃から地道な積み重ねを続けているからなのです。

質が重要なのはこんな時

質が重要なのはこんな時

何をどうやっても、成果が上がらないときがあります。
稼働量が同僚や
他のスタッフと比較して特に少ないわけでもない。

「コレ以上さらに量を増やすことで成果が出るだろうか…?」

という疑問が拭えない。
これは仕事の質を考えましょう。

量だけでは限界が来ています。

さらに量をこなそう、とすると、短期間では成果に改善があるかもしれませんが、体を壊すか、周りがついてこれなくなって、孤立する可能性があります。

やり方を変えないと仕事のレベルが一段上に上がりません。

ゲームで言えばクラスチェンジ(=転職)。

魔法使いが賢者になったり、戦士がバトルマスターになる、あの感じですかね。笑

ホントに職場を変えなくても良いですが、場合によっては転職も視野に入れたほうが良いでしょう。

自分の市場価値を客観的に評価できる
良い機会になるかもしれませんし。

レベルが十分でも
使えるスキルが限界に来ていて、ステータスも頭打ちになっている状態。

これは質を改善するステージです。

仕事の質を改善する対策

一番の対策はこれですね。

これまで会ったことがない人に会う

「こんな人が世の中にいるのか…!」
と思う人に会うのが人間には一番インパクトが大きいように思います。

  • 読んだことのない本を読む
  • 旅行に行く
  • 英語、楽器、スポーツなど新しい趣味やスキルの勉強

これもアリといえばありですが、やはり人に会って話すインパクトには負けます。

人脈が無い、という人はセミナーでもOK.
(怪しげなのにはくれぐれもご注意くださいね)

個人的には数千円程度の有料セミナーもオススメ。
ハズレのセミナーでも勉強代と思えば良い。
何でもそうですが、多少の身銭は切ったほうが良いです。

本、服、靴、家具、パソコンの周辺機器など、数千円程度の買い物で失敗したことってありませんか?
アレと同じです。

逆にアタリのセミナーだったら儲けもの。
お値段の倍以上の価値があることもありますよ。

人生すら変えることだってありますからね。

会社勤め約20年の僕の経験から言うと。

会社勤め約20年の僕の経験から言うと。

僕の経験上で言えば、20代はまさに他人より量をこなすことを考えてました。
というより、「給料増やしたいけど、何やれば良いかわからん…」
「よし、とりあえずわかりやすく人より多くやろう」

という感じでした。笑

結果としては部下を持つ立場に付いたこともあるので、一応評価されていたように思います。

ただ、僕はマネジメント能力が壊滅的に無かった…。
量のステージから抜け出せなかったのです。

やり方を変えられなかった。

人や道具を使うために創意工夫する、頭を使うより
「多く、たくさんやればなんとかなる」
という思考停止状態。

これでは
出せる成果も頭打ち。
当然、会社からの評価も頭打ち。
ついでに、お給料も頭打ち。

何年も結果でなければ、会社も相応の評価を下します。
役職がなくなったり、減給になったり、転職するしか道がなくなったり。

なので、「なんか調子が良くない。結果が出ない」
という期間が続いたら、要注意。

基準としては「3ヶ月~6ヶ月」ですね。
継続して停滞している状態が続くのはおかしい。
数ヶ月回復の兆しすら見えないのは危険です。

もし続いてたら、たぶん、アナタは仕事のやり方を変える時期に来ています。

なお、別の可能性として、
精神的にも、肉体的にも疲労が溜まっている、
という可能性もあります。
こういう場合はすぐに休暇を取って休んでください。
「そういえば最近、頭を空っぽにしてリフレッシュしてない…」
という人は要注意。
体と心を壊しますよ。健康第一です。

量と質を考えるときに注意すること

量と質を考えるときに注意すること

仕事の量と質を考える上で難しいのは、どっちを重視するか
「その判断が妥当かどうか?」
の基準が人によって状況がぜんぜん違うので
そこが難しいところですね。

自分では「質を改善したほうが良いと思う!」
と思っていても
他者から見たら、「いや、数が全然足りないでしょ、他の人もっとやってるよ」
というケースやその逆もあるでしょうね。

対策としては、

  • 「自分が1日でどれくらいできるか記録して振り返る」
  • 「同僚と比較する」
  • 「上司や同僚にも聞いてみる」
  • 「似たような仕事してる他の人の状況も聞いてみる」

とか「比較」することで炙り出すしかないかなあと。

さらに難しいのはそもそもアナタの特性に不向きな仕事だったら大変です。

量をやる気にならない。
質を改善してもその先のキャリアに不安が残ったまま。

どっちも、たぶん改善できないでしょう。

これも僕の経験のお話。

以前の職場で
会社の体制が変わってお客さんへの打ち合わせや、セールス的な仕事が増え、やる気が劇的に低下しました。

「そんなことはない。嫌いなことにも、楽しみを見つけられるはず!それこそがビジネスパーソンとしての創意工夫だ!」

…そんなふうに思っていた時期もありましたね。苦笑。
結果として、どうなったかというと成果は出ない、毎日つらい、上長からも指摘を受ける…。

「何この地獄」と。
良いこと一つもなかったですね。笑

僕はどうやら
「一人でじっくりやる作業」
に適正があるようで。

たくさんの人に会って話したり、営業活動に近い仕事は苦手です。
まあ、やりましたけども。
(これでも200万円くらいのお仕事が成約したりしたのです)

でもねー、やっぱり全然楽しくなかったんですよ。
売上上がっても。
こればかりはどうしようもなかった。

1年か2年くらいやりましたが、楽しさが全く見いだせなかった。

仮に安定して契約が取れて、給与が増えていたとしても、多分同じだったように思います。

まとめ:仕事で大事な量と質はステージによって違う。でも切り分けて見極めよう!

まとめ:仕事で大事な量と質はステージによって違う。でも切り分けて見極めよう!

というわけで
仕事の量と質を僕なりに考えてみました。

まとめますね。

量を大事にするステージ

新卒や転職してすぐなど仕事について間もないとき
20代など体力的に余裕があって基礎力を高めたほうが良いとき

質を大事にするステージ

仕事の量が十分なのに成果が出ないとき
30代、40代以上で体力がなくても経験や知見が蓄積されている


ざっくりですがこんなところでしょうか。

僕自身、過去に同僚、上司、取引先の人など
色んな人からいろんなアドバイスを貰いましたが、結局あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、として、「自分でしっかり切り分けて、判断をしなかった」のが非常にまずかったですね。

迷走してしまった期間が長くて気づいたときには軌道修正できない所まで来ていて。

人生のゴール、目的地を決めていなかったからかな、と。

https://www.suan-mosaku.net/2020/01/20/lets-make-kachikan-map/

基準が見えていればどうすればよいかは自ずとわかりますからね。
見えてない、決めてないから迷う。

まあ、それも良い経験、ということで。
少なくともその時、その時の僕自身はその当時の頭で考えて決めて動いていたのは事実。
…と思うことにします。笑

量と質。

アナタも置かれているステージを自分で見極める参考になれば嬉しいです😊

仕事の量と質、結局どっちが大事なの?という問題に答えてみます。

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この記事を書いた人

愛知県在住のアラフォー男。独身。
30代後半で仕事にも人生にも行き詰まり、何かできることはないかと思ってブログを始める。

3年でやっと100記事達成の超マイペース。

読んだ本、買ったガジェット、行った旅行先、その他お仕事で壁にあたったときの経験を記事にしています。
1記事、1文章でもアナタのココロに響けば嬉しい(^^)

<好きなもの>
旅行/映画/読書/アニメ/ゲーム/マンガ
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すあん|note
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